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宙組『王家に捧ぐ歌』感想 [宙組]

一ヶ月ほど前に宙組公演『王家に捧ぐ歌』を観劇しました。
銀英伝でまぁくんのファンになってからおよそ3年。
花組の頃からトップになる人だとはわかっていたものの、実際に真ん中に立つまぁくんを見た時の感動はなかなか言葉では言い表しがたいものがありました。
本当におめでとうございます。もうそれだけ。
本当にうれしい。

宝塚ファンになって9年。その間に、応援してきた人がトップになる喜びを、2度も味わえたと思うと幸せです。
ご贔屓がこれまでたどってきた道を振り返ることは、同時に自分のファン人生を振り返ることにもなります。ご贔屓があの役をやっていたとき、私はあんなことをしていたなとか、忙しくてあまり観劇できなかったなとか。そう思うと宝塚って人生ですよね。こういう存在があるのってすごく幸せなことです。

さて、本題の『王家』ですが、映像がないので場面毎に感想を述べていくことができません。
そこでいくつかキーワードを並べますと、以下のようになります。

・お披露目とは思えないトップコンビの完成度
・黒塗り真風
・トップコンビと二番手男役の勢いをもってしても気になる伶美うららの実力
・愛ちゃんの成長

まあまあ長いので隠します。

圧巻の新生宙組


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『白夜の誓い』『PHOENIX宝塚!!』感想 [宙組]

あけましておめでとうございます。
半年ぶりの更新です。その間ブログをチェックすることがなかったため、コメントへの返信がたいへん遅れてしまったこと、本当に申し訳ありません。

私は相変わらず宝塚から遠く離れた土地にて、相変わらず大空祐飛さんと朝夏まなとさんと早霧せいなさんを想っています。
この年始は半年ぶりに宙組観劇がかないました。
三年前に宙組に来たときは苦手だったかなめさんのことを、改めて好きだなと思うことができた公演でした。
一度しか観れなかったので大雑把な感想になりますが、よろしければ読んでください。

凰稀かなめという稀有な存在


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凰稀かなめ退団発表 [宙組]

トップページがずっと「歌い踊るnun」であることに読者の方も私自身も嫌気がさし、これという話題がなく6月になる中、やっとこれだけは書かなければというニュースが飛び込んできました。残念ながらうれしいニュースではなかったけれど。

凰稀かなめさん退団発表。

演目が発表されてから覚悟はしていました。露骨なくらいのタイトルでしたから。
でも個人的には『うたかたの恋』以来かなめさんを生で観ることができていないのでもやもやしてます。
ゆうひさんと蘭寿さんは納得がいく退団時期だったと思う。この目で舞台を観てそう思えた。
でもかなめさんはまだまだ早いという気がしてならない。若いし。
きっとかなめさんなら宝塚の外でも活躍の場はいくらでもあると思います。でもね・・。

かなめさんが退団を決意したという『風と共に去りぬ』をご覧になった方は納得いきましたか?
もちろん、ファンの納得がいくかいかないかが問題ではないのですが。

それでも会見のかなめさんの満面の笑みを見たらだいぶすっきりしました。
退団までできるだけ応援したい!という前向きにさせる笑顔で。
退団発表をされたトップさん特有の輝きってありますよね。
いい意味で吹っ切れてるって言うのかな。何にも勝る輝き。
東京で『ベルサイユのばら』を観て輝くかなめさんを目の当たりにできるのが楽しみでなりません。

私が初めてかなめさんを見たのは『美しき生涯』『ルナロッサ』でした。
この作品は東京で10回くらい観たのに、当時はゆうひさんしか眼中になかったのでほとんど印象にない。
それどころか印象に残ったのはショーのバザールでの高い声と月下美人のシーンだけだったので、男っぽくないなぁとあまりいいイメージはありませんでした。
いまでも男くさいというよりは王子様要素がずっと強い男役さんだと思いますが、彼女にしか出せない色が確立されて押しも押されもせぬトップさんだなぁと思います。もうテルなんて呼べないですもの。
銀英伝を最初に観たときは感慨深すぎて息をするのもつらかった。
贔屓と呼ぶことはなかったけど、私の中ではすごーく大きな存在。
だから彼女が退団するその日まで、全力で応援する。
かなめさんが大階段を降り、千秋楽の幕が閉じた瞬間に幸せな気持ちであることを心から祈ります。

それにしても最近トップさんの退団記事ばかり書いてる気がします。
2012年は月組の霧矢大夢・蒼乃夕妃、宙組の大空祐飛・野々すみ花、雪組の音月桂・舞羽美海が退団して宝塚の雰囲気が一気に変わったなぁと思いましたが、2014年はあの年を思い出します。
花組の蘭寿とむ・蘭乃はな、雪組の壮一帆・愛加あゆに加え、宙組の凰稀かなめの退団発表。
こんな劇的な変化が2年ごとにあったら心が持たない。せめて3年おきくらいにしてくれー
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宙組『ベルサイユのばら』ポスター [宙組]

宙組『ベルサイユのばら‐オスカル編‐』のポスターが発表されました。
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/367/poster.jpg.html

開いた瞬間、叫びましたよね。
満を持してスター・凰稀かなめを世に出します、という劇団の気迫が感じられました。
かなめさんのビジュアルは完ぺき。漫画から飛び出してきたよう。
それ以外に言葉が見つからない。
100周年にオスカルをやることの意味ってすごいですよね・・。
今後、宝塚の歴史を語る上で、必ずこの100周年の宙組公演が取り上げられることになるんだと思うと、
歴史の重みの前にちょっと足がすくんでしまう気がします(私が出演するわけじゃないが)
『美しき生涯』でかなめさんが宙組に来たとき、正直へなへなしてるなぁと思っていたけど、まさかその3年後にこんなに文句のつけようのない男役になっているとはね。参りました。
ポスターの色合いがすこしレトロ調なのもすごくいいです。
最近のポスターに多かった、コンピューター処理してます感が強く出ていないのがすごくいい。

でもどんなにかなめさんが大きく写っててもね・・
やっぱりまぁくんのアンドレに私の心は持ってかれちゃったよ・・
こんなに似合うと思わなかったーーーーー[exclamation×2][exclamation×2]
黒髪のまぁくんっていいね!いいですよね!!!

2014年夏、宙組を観ないわけにはいきません。
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いまさら『モンテ・クリスト伯』考 [宙組]

宝塚版『モンテ・クリスト伯』は最初はどう受け取ったらいいかわからなくてずいぶん困ったお芝居でした。
とくにエンディング。
①どうしてアルベールがダンテスの息子だと断言できるのか。
②宝塚版においてエデ姫を出す必要はあったのか。
この2点については公演の終わったいまも満足のいく答えが出ていません。

①問題はフェルナンがアルベールを自分の息子だと信じていた点です。
フェルナンを騙せるような状況でどうしてメルセデスは「あなたの息子よ!」と言い切れるのか。
ホメロスもオデュッセイアで次のように書いています。
It is a wise child that knows his own father.
(父親が誰か知っている子は賢い)
テレマコスは、「自分はオデュッセウスの息子だ」と言いながらも、「そう母親は言う」と註釈をつけることを忘れない。
父親が誰か、それは永遠の謎なのです。
(ここでDNA検査なんていう興醒めな話を出さないでくださいね)

②正直、宝塚版からエデ姫を抜いても話にはほとんど支障はないです。
エデ姫がプロットに関わってくるのは、フェルナンに復讐しようとするのをやめたことで赦し愛するという行為をダンテスに見せつけるというところくらいなわけで。
ダンテスが改心し「赦し」を学ぶためのきっかけなら、メルセデスの母親としての愛に触れる時と、アルベールの「赦し」の心に触れる時で充分です。

ということで、①についてはアルベールの存在意義はダンテスに究極の赦しのかたちを見せることであって、彼が本当にダンテスの息子かどうか、そこが問題なのではない、そこを突き詰める必要はない、となんとか納得しています。
②に関しても、原作でのエデの重要性を考えたら出さないわけにはいかなかった、という感じでしょうが、それにしても印象が薄い人物だったなぁと思います。
そのわりに、ベルツッチオは決闘のシーンで「家族の和解のあとは・・」とエデ姫と話すようダンテスに促すときに、「・・・」と言葉を省略するわけです。
それって、メルセデスとの和解の後にダンテスがエデ姫と向き合わなければいけないことが自明のこととされている証だと思うんですが、私にはあのクライマックスのシーンでわざわざエデ姫にセリフを言わせた動機が理解できませんでした!
初見では、おしかけ女房どころかあなた何様状態でした、エデ姫。

とまあいろいろ腑に落ちない点はあるのですが、それらが一斉に解消された瞬間が東宝の中日過ぎたころにやってきました。
全体を見渡せる席に座ってみて、ハイスクールの面々と『モンテ・クリスト伯』内の人びとが交互に登場しては舞台袖に消えていく様子が改めて確認できたんです。
ハイスクールの面々は、花道に出てきては解説をしてすぐはける。
それまではこの構造がとってもダサいと思っていました。
しかしその日はエンディングでファラオン号IIに乗って人生の再出発を果たした幸せそうなダンテスとメルセデスを、上手花道でそれはそれは幸せそうに見守るハイスクールのみなさんを初めてちゃんと観たんです。
そこで気づいたんです。
ああ、宝塚版『モンテ・クリスト伯』は、おとぎ話だったんだなと。
Once upon a time, there lived...
そう始まる物語だったんだと。

私はずっと、大作『モンテ・クリスト伯』(ドーンという効果音付きで)を求めて観劇してたから腑に落ちなかったんだと。
そうじゃなくて、昔々あるところに船乗りのダンテスさんがいて、メルセデスさんという婚約者との結婚式の日に無実の罪で投獄されてしまいました。いろいろあったけど、赦すこと、愛することの大切さを学んでもう一度人生をやり直すことになりました、という体で観ればよいのだと。
そう思ったらいままでつかえてたものがスーッと流れて、すっごく幸せな気持ちになりました。
宝塚版『モンテ・クリスト伯』は、ハイスクールの人びとの視線に立って観るものなんだと、そう割り切ったら、エンディングで自然に涙が出てきたのです。

最後の最後であの芝居の納得のいく観方が発見できてよかったです。
その後3回くらい観る機会がありましたが、とくに千秋楽のエンディングでミス・メアリたちが手をつないで「わーい!わーい!」と嬉しそうに幸せそうに花道に出てきてはけていくのを観たときの幸福感は格別でした。

結局はとってもよいお芝居でした。ちゃんちゃん。
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『モンテ・クリスト伯』『Amour de 99!!』東京千秋楽 [宙組]

お芝居の感想が書けないまま千秋楽を迎えてしまいました。
でもいずれ絶対書きたいです。結構気に入っていたので。

で、全く更新しないかと思えば早すぎるほどに感想をアップ。
というわけで宙組『モンテ・クリスト伯』『Amour de 99!!―99年の愛―』の東京千秋楽に行ってきました♪
退団者も二人いましたが、終始笑顔でいっぱいの幸せな公演でした。

(急いで書いているのであとで加筆修正するかもしれません)

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『Amour de 99!!-99年の愛-』感想 [宙組]

宙組さんのショー、『Amour de 99!!-99年の愛-』の感想です。
今回は「宝塚自画自賛ショー」とも言うべき、宝塚愛に満ちたショーでした[ハート]
こんなに宝塚っていう言葉が歌詞に出てくるショーっていままであったでしょうか(笑)
初心者も楽しめる、華やかなシーンの連続に、あっという間の1時間です。
私にしてはべた褒めです(笑)
詳しくは以下からどうぞ!

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7ヶ月ぶりのムラ [宙組]

DSCN8201.JPG
ちょうど7ヶ月ぶりの大劇場に行ってまいりました!
前回行ったのはゆうひさん絡みでしたが、銀河英雄伝説も幕が開いて間もないころで、あの時に比べると新生宙組もすっかり独自の色が出てきたなぁと今回の公演を観劇して感慨深いものがありました。
土曜日は雨の中ゆうひさんが昨年のグラフ6月号で撮影していらしたパン屋さんに巡礼しました。
まぁくんのお茶会も本当に幸せな時間でした!7ヶ月前にも訪れた宴会場での開催で、いろいろ思い出しながら時間を過ごしました。
肝心の公演ですが、それはまたお茶会の報告と共に別記事にしたいと思います。
一言で言えばお芝居はふつうで、ショーはすごく好きだったという第一印象です。
でも第一印象は変わるものと相場が決まっているので、これがまた東京に来たらどうなるか楽しみでもあります。
写真は花の道から撮った大劇場とマグノリアの樹。
マグノリアにはいろいろ縁があって(庭に咲いていたりした)、花の中でも一番好きなので、劇場との組み合わせが私的に眼福でした。
空模様はご覧の通り曇っていましたが、私の心は晴れ渡ってました。
いい遠征でした。
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