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Congrats FROZEN team!!! [FROZEN(アナと雪の女王)]

ディズニーの長編アニメーションFROZEN(邦題『アナと雪の女王』)が、
第86回アカデミー賞長編アニメ賞・歌曲賞を受賞しました[ぴかぴか(新しい)]
本当におめでとうございます!Well deserved!!!!

12月に観て以来、ずっと映画の感想をアップしたかったのですが、思いが込み上げてきてうまくまとまりませんでした。
そもそもこの映画を心待ちにしていたのは、主人公の一人、雪の女王エルサをIdina Menzelが演じると発表があってから。公開まで長かったなぁ。(日本ではホワイトデー3月14日公開です!)

イディーナはブロードウェイ・ミュージカル『レント』のモリーン・ジョンソン、『ウィキッド』のエルファバ、最近ではアメリカのテレビドラマ『グリー』で主人公のレイチェルの生みの親を演じたことで知られています。
彼女はBeltingという歌唱技術が得意で、力強い声の持ち主です。
ですが同時に彼女の歌の魅力はその不完全さにあって(たまに音程が不安定になる)、だからこそエルファバ、そして今回のエルサ役に代表されるような、繊細で傷つきやすい役にぴったりです。
私は2005年の『レント』の映画版にオリジナル・キャストのひとりとして出演していた彼女を見て以来、ファンになりました。
『グリー』に出ていよいよ知名度を上げ、さらにはディズニー・プリンセスの声を担当すると決まり、そのキャリアは大きくなるばかり。ファンとしては遠い存在になってしまったような気がしてちょっと悲しかったりしました。
で、その極みが今回のアカデミー賞授賞式でFROZENの主題歌"Let It Go"を歌うことだったのです。

パフォーマンスの感想に行く前に、この曲がどれだけアメリカをはじめ世界中で反響を呼んだかを書いておかなければなりません。
YouTubeのオフィシャル・チャンネルではすでに再生回数が1億2千万回を越えています。(これ、12月時点では200万が次の日には400万になり、400万が800万になり、というようなありえないスピードで増えていました)
(リンク→https://www.youtube.com/watch?v=moSFlvxnbgk
また、数えきれないほどのカバーも投稿されています。それだけ、いっしょに口ずさみたくなるメロディーということですね。私も映画館から帰ってからというもの、家でLet It Go~と歌いまくっていたために周囲にたいへんな迷惑をかけていました(笑)

この曲が好きだからカバーしている人も多い反面、パロディーとして半分笑いながら歌っている人もたくさん見受けられます。私は心底感動した前者なのでネタになっていると知ってちょっとショックでしたが、ネタとして取り上げられるのも魅力のひとつだといまは思っています。

そんな異様な注目を浴びる中の、イディーナのライブ・パフォーマンス。
彼女が公の場でこの曲を歌うのは3度目、それがテレビで流れるのは初めてです。
さらには曲の最後にある高音を私たち一般人がライブで聴けるのは初めてとあって、いったいどれくらいの精度で音を決めてくるか、たいへんな注目が集まっていました。

結論は、ベストではなかったけど感動はCDの録音を上回った[exclamation×2]
歌う前、そして歌い終わった後の表情を見ればよくわかるのですが、イディーナは相当緊張していたようです。
歌っている間だけは、キャラクターになりきっているから緊張を表情に出していない。
それはさすがプロだと思いますが、彼女のベスト・パフォーマンスではなかったことは明らかです。
高音は割れているし、何より走りすぎ。もともとその傾向はあるんですが。
もしかしたらオーケストラの音がよく聞こえていなかったのかもしれないけれど、それにしても走りすぎですよね。
これはやっぱり緊張によるものなんだと思います。
いままで彼女のパフォーマンスを見てきて、トニー賞でのパフォーマンスもそうでしたが、かなりの緊張屋さんだとわかります。
終わった後の表情とか、抜け殻な感じでした。相当なプレッシャーだったと思います。
それでも音程はかなり合っていた方だったと思いますし、感情表現などはとてもよかったと思います。
(そもそものテンポが速かったのは式典を時間内に終わらせるためなのでそれも焦ってしまった理由だと思います。ブレス取るのもたいへんだったのではないでしょうか。)
だいたい、この曲をライブで歌える人はそういない[exclamation]

プロだったらどんな場面でも動じずにいるべき、という意見もあると思います。
でも私はやっぱり彼女の魅力は不完全さにあると思っています。
その不完全さは、ミュージカルという生ものでこそ輝く。
そもそもライブ・パフォーマンスの魅力ってそこじゃないでしょうか。
コンサートに行ってリップシンクだったら、やっぱりどこか残念だと思うじゃないですか。
不完全でもいい、その場その時だからこその演奏が聴きたい。それを共有したい。
演者も観客も、舞台やミュージカルに惹かれるのはそこなんじゃないですか。
私はスタジオ録音された音源も好きだったけど、今回のパフォーマンスの方が断然好きです[揺れるハート]
本当に本当に感動しました[exclamation×2]

『ウィキッド』ぶりにIf/Thenでブロードウェイに帰ってくる、そのリハーサルまっただ中での本番でたいへんだっと思いますが、こんなに感動的なパフォーマンスを見せてくれて、イディーナにありがとうと言いたいです。
歌曲賞受賞、本当におめでとうございます。

《追記》
式典ではジョン・トラヴォルタがイディーナを紹介したのですが、完全に名前を間違えやがりました。(しかも訂正する間もなく歌に突入。本人は間違えてたと気付いてもいなさそうだった。Adele Dazeemって誰)
イディーナ・ファンとしては、それもパフォーマンスに影響したと思っています。
これが数年前なら、ブロードウェイが好きじゃなければ彼女の名前を知らなくても不思議はなかったと思いますよ。それに彼女の名前は苗字も下の名前もかなりめずらしいものです。最初に会ったら、アクセントがどこにくるのかまず確認するタイプの名前です。(イディーナ・メンゼルです。イディナと表記されることが多いみたいですが)
でもよりにもよってプレゼンターが間違えるとは、ちょっと許されない。仕事でしょ?と思う。
ただでさえ緊張してるのに、歌の直前に自分の名前間違えられるなんて、心が折れてしまいそう。
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